プライマリー・ケアの実際
直腸診,肛門鏡,直腸鏡による診察の実際
真栄城 優夫
1
1沖縄県立中部病院外科
pp.720-723
発行日 1978年5月10日
Published Date 1978/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207881
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
直腸診と肛門直腸鏡による診察は,急性腹症,外傷,泌尿器疾患,さらには悪性腫瘍などの診断にあたって,欠かすことのできないものである.これらは,35歳以上の全症例の一般的診察に際しても行うべきであり,若年者でも,腹痛,下痢,出血,便秘などの腹部症状の訴えのある場合や,腹部外傷,骨盤骨折などにも必ず施行しなければならない.これらの実際的な診察のやり方に加えて,プライマリー・ケアとして日常よくみられる直腸肛門疾患について述べてみたい.
Copyright © 1978, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.