外来診療・ここが聞きたい
くり返すじん麻疹
安田 利顕
1
,
西崎 統
2
1東邦大皮膚科
2聖路加国際病院内科
pp.578-581
発行日 1978年4月10日
Published Date 1978/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207846
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
症例
患者 N. H. 28歳,男性,公務員
現病歴 約3カ月前から,夕方から夜間にかけて,大体いつも同じような部位,主に上下肢,腹部,背腰部から殿部にかけて,はじめは発赤丘疹が掻痒感とともに出現する.掻いているうちに膨疹となって融合してくる部分もある。時には経痒感のために眠れないこともある.このような発作が1週間に2〜4日くらいある.
Copyright © 1978, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.