外来診療・ここが聞きたい
かぜ症候群と治療
国井 乙彦
1,2
,
西崎 統
3
1東大医科研病態薬理
2東大医科研内科
3聖路加国際病院内科
pp.286-289
発行日 1978年2月10日
Published Date 1978/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207761
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症例
患者 T. S. 37歳,主婦.
現病歴 数年前から冬になると2,3度かぜをひくようになった.そのかぜの症状はほとんど同じである.今回も,約10日くらい前に咽頭痛,全身倦怠感が出現,うがいをして様子をみていた.咽頭痛は4〜5日で改善したが,その後,夕方になると微熱および乾性の咳が出てきた.とくに夜間に激しいとのことで来院.
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