私の経験例
きわめて興味ある臨床経過を呈したalveolar cell carcinomaの一例
石村 孝夫
1
1虎の門病院内科
pp.1955
発行日 1977年12月5日
Published Date 1977/12/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207562
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供覧する症例は,大変急速な臨床経過をとって短期間のうちに死に至り,臨床診断としてはHamman-Rich症候群と考えられた症例であるが,その剖検結果が,見事にはずれた例である.まず,症例を提示する.
患者は67歳の女性,既往歴,家族歴に特記するものはない.煙草は5年前まで吸っていた(本数不明).
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