今月の主題 DICとその周辺
治療
DICの治療方針
松田 道生
1,2
1自治医大血研
2自治医大消化器外科
pp.855-857
発行日 1977年6月10日
Published Date 1977/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207242
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DICとは,腫瘍,炎症,組織の損傷,熱傷,ショックその他さまざまな病態を背景にかもし出される血管内での凝血系の活性化と,多くはそれによって招来される凝血因子の消費と血中でのレベル低下などのために,一方で腎,肺,腸管膜などに多発性の血栓を作り,他方で,対処しがたい出血傾向をみる症候群と理解される.
DICに対する治療方針はしたがって,その発生機序から分類すると理解しやすく,次のようになるであろうか.
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