今月の主題 内科医に必要な末梢血管病変の知識
主な血管病
動脈瘤
稲田 潔
1
1岐阜大第1外科
pp.320-321
発行日 1976年3月10日
Published Date 1976/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206452
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動脈の疾患は閉塞性と拡張性病変(動脈瘤)に分けられるが,いずれも日本人では欧米人に比べると発生頻度が少ない.その第1の原因は,日本人の動脈硬化症の程度が比較的軽いことにある.しかし最近平均寿命の延長,社会環境の欧米化に伴い,これらも増加しており,しかも放置すれば予後不良であるが血管外科の発展により安全に治療しうるようになった現在,一般医家もこれらに関する知識を要求されるようになったといえる.
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