今月の主題 自己免疫疾患の臨床
自己抗体の検査法とその意義
河合 忠
1
1自治医大臨床病理
pp.718-721
発行日 1974年6月10日
Published Date 1974/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205445
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自己免疫というのは,自己がもっている抗原—それが分子であるか,または細胞であるかは別として—と特異的に反応する因子があって生体内に起こる現象ということができよう.そして特異的反応因子には大きく2つあると考えられ,1つは血液およびその他の体液中に見出される自己抗体であり,他の1つはある種の感作リンパ球であろう.ここでは循環血中に検出される自己抗体について述べるわけである.
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