話題
肥満と糖尿病などに新知見—ヨーロッパ夏の国際学会から
池田 義雄
1
1慈恵医大・阿部内科
pp.2095
発行日 1973年12月10日
Published Date 1973/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205229
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この夏もヨーロッパ各地で多くの国際学会が開かれた.第4回国際内分泌会議と第8回国際糖尿病会議もその1つである.肥満と糖尿病に関する最新の知見がそれぞれ発表,討論された.
国際内分泌会議は4年毎にマルセーユで開かれているユニークな集まりである.マルセーユ大学Vague,J教授が主催され,3日間にわたりおよそ500名の参会者のもとで脂肪組織代謝と肥満の問題について6つのテーマをとり上げた.すなわち,脂肪の生合成,脂肪異化の機序,脂肪組織細胞とその代謝,体脂肪と肥満,体脂肪とその組成および各種ホルモンの影響,体脂肪と血液脂質である.
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