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吉田富三博士を偲ぶ
長谷川 泉
pp.745
発行日 1973年6月10日
Published Date 1973/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204782
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癌研所長吉田富富三博士が逝去され,5月1日築地の本願寺で葬儀があった,癌研究会と佐々木研究所の合同葬で,常陸宮さまを初め多数の参列者があつた。供花は拝辞され,遺影を飾る白菊と蘭だけで祭壇がしつらえられていた.
人工肝癌と古田肉腫と呼ばれる実験癌の研究で世界の癌研究に大き生寄与をなした業績は,2度の恩賜賞文化勲章受賞と,ノーベル賞に擬せられたことで,今さら改めて述べるまでもない.
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