保険問答
IV.感冒・急性湿疹
守屋 美喜雄
1
,
古平 義郎
2
1一ツ橋診療所
2都民生局
pp.501-503
発行日 1973年4月10日
Published Date 1973/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204708
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守屋 例によって,まず全体的な感想から.
古平 パンマイシンP(テトラサイクリン)を使っているが,抗生物質は感冒を直接治す薬ではないので,その使用がときどき問題になる.たとえば,何日間か発熱が続いており,売薬かなにかでかぜ薬を飲んだとか,それから全身症状および局所所見から,非常に弱っている,症状が強いというような場合には,抗生物質は混合感染というか,感冒に伴う細菌感染に対して使われる場合もあり得る.それから,老人と小児の場合には,やはり抗生物質が,壮年に比べて必要な場合が多い.
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