medicina CPC
右肩痛,腹痛に始まり,食欲不振,やせを伴って入院してきた65歳男子の例
斎藤 隆
1
,
星 和夫
2
,
古屋 光太郎
3
,
光永 慶吉
4
,
石井 兼央
5
1医歯大・第2内科
2医歯大・第1外科
3医歯大・整形外科
4医歯大・第1内科
5国立がんセンター血清部
pp.397-405
発行日 1972年3月10日
Published Date 1972/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204040
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症例 T. H. 65歳 男 医師
既往歴家族歴 特記すべきことなし.飲酒(-),喫煙20本/日.
現病歴 昭和42年5月初めより右肩関節部に運動時疼痛あり.5月10日上腹部激痛,その後右季肋鈍痛が持続す.食欲良好,悪心嘔吐なし.5月24日国立がんセンター病院受診し,胆嚢造影で胆石症と診断.胃検査では著変なく,血液生化学は高コレステロール血症〔396mg/dZ)以外は正常.肝を乳線上2横指触知し下縁に圧痛あり.腹痛は軽快したが右肩の疼痛増悪し,7月18日および27日に某病院整形外科にてX線検査をうけた.
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