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急性胃炎における出血の処置
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pp.1631,1697
発行日 1971年10月10日
Published Date 1971/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203870
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急性胃炎にもとづく大出血の外科的処置については従来,満足すべきものがなかった.部分的胃切除のあとにも再出血することが,しばしば報告せられているのである.しかしながら,迷走神経切断術と簡単な排液法,それに加えて粘膜の出血箇所に縫合結紮を実施すると,結果は良好であった.
シカゴ大学の病院と外来で35例を処置した経験によると,出血性胃炎が高度の急性疾患または慢性疾患を合併しているばあいには,保存的なアプローチよりもむしろ,根本的な外科的アプローチのほうが望ましいことがわかった.
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