臨時増刊特集 身体所見のとり方と診断のすすめ方
●身体所見のとらえ方
IV.顔と頭部
2.眼—A.眼科の立場から
丸尾 敏夫
1
1帝京大眼科
pp.741-746
発行日 1971年5月20日
Published Date 1971/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203647
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内科医にとって必要な眼所見としては,一つには,全身症状を伴う眼疾患を,それと気づかず内科疾患と誤診してしまうことがないようにすること,他の一つには,全身疾患の一部としてみられる眼症状についての正しい知識をもち,その診断の助けとすることとであろう。たとえば,前者としては緑内障が,後者としては眼筋麻痺があげられる.ここでは,視診を中心とした眼症状の診断を中心に述べてみよう.
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