治療のポイント
ペニシリン系抗生剤の現状と使い分け
山作 房之輔
1
1新潟大第2内科
pp.1695-1697
発行日 1970年11月10日
Published Date 1970/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203404
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広域合成Penicillin(PC)の出現以来PC-Gに代表されていた従来の"ペニシリン"の概念は一変され,ほとんど大部分の感染症がPC系抗生剤のみでも治療しうるようになった.しかし,PC系抗生剤に属する個々のPCには抗菌スペクトル,抗菌力においてそれぞれ長所と短所があり,それぞれのPCの特徴を理解していないと幾種類のPCを揃え,実際の患者に対してどのPCを用いたらよいのか混乱を起こしかねない.
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