症例
右側重複腎盂尿管と左側腎結核の1症例
久米 道雄
1
,
金田 正之
1
1済生会奈良病院内科
pp.321-323
発行日 1969年3月10日
Published Date 1969/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202595
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重複腎盂尿管は腎の一種の奇形であり,大多数は無症状に経過し,他の疾病の合併により偶然の機会に発見される.筆者らは,肺結核で入院させた19歳の男が,入院前後より血尿と膀胱炎様症状を呈し,検査により右側の完全重複腎盂尿管と左側の腎結核を発見したのでその大要を報告する.
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