症例
巨大なる神経原性縦隔腫瘍の1例
陶 棣土
1
,
陶 易王
1
,
寺島 重信
1
,
神辺 譲
2
1長野県佐久総合病院外科
2長野県佐久総合病院小児科
pp.196-198
発行日 1969年2月10日
Published Date 1969/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202557
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縦隔腫瘍は集団検診の普及によって無自覚性の症例が発見される機会が多くなり,手術手技の向上と相伴って,もはやまれな疾患ではなくなってきている.そのうち縦隔から発生する腫瘍のうちでは神経原性腫瘍が統計上多く1,2),大きさも巨大になることがまれでない、われわれは最近,胸腔の半分以上を占め,しかも全く自覚症状を欠く巨大なNeurofibromの一例に遭遇したので.その治験について報告したい.
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