新春座談会
10年後の癌の診断—癌制圧の夢を語る
多賀須 幸男
1
,
大星 章一
2
,
梅垣 洋一郎
3
,
仁井谷 久暢
4
,
坪井 栄孝
3
1国立がんセンター病院・消化器科
2国立がんセンター研究所・病理部
3国立がんセンター病院・放射線診療部
4国立がんセンター病院・内科生化学検査室
pp.100-113
発行日 1969年1月10日
Published Date 1969/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202527
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もし,癌の撲滅が,早期発見・切って取るという方法のみとしたら,早期発見のために,人は何カ月ごとに検査を受けていたらいいのだろうか.その意味で,ほんとうに早期発見は可能であるか.治療方法がそれであるかぎり,診断は,"切って取る"方向に向かって形態学中心に進歩していかなければならない.だが,癌を全身疾患として治療することは可能であろうか……
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