検査データどう読みどうする?
胃液酸度の異常
湯川 永洋
1
1湯川胃腸病院
pp.796
発行日 1968年7月10日
Published Date 1968/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202276
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胃液酸度の検査法は,わが国では,従来Katsch u.Kalkのカフェイン法が普及しているが,欧米では1953年Kayがヒスタミン最大刺激法を提唱して以来,本法またはその変法を用いている所が多い.
このことは,ヒスタミン最大刺激法が在来の方法に比べ合理性をもっているからであるが,検査方法のこまかい点,すなわちヒスタミン量,胃液採取方法と時間,酸分泌量の表わしかたなどによって測定値は異なり,inter-nationalのものができていない.
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