治療のポイント
慢性胃炎の積極的療法
伊藤 薫二
1
1伊藤胃腸科神経科
pp.478-479
発行日 1968年4月10日
Published Date 1968/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202173
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慢性胃炎の臨床的概念
慢性的胃症状をもつ患者のレ線検査および内視鏡検査で胃炎所見が認められたもの1,000例と,所見の認められないもの4,000例を比較検討した結果,この両群間に自覚症状,胃酸度ともに有意の差は認められない。
また,胃炎群の経過追求においても,自覚症状と胃炎所見との間になんらの相関性も認められない。自覚的に無症状となり健康感で生活している例について,内視鏡検査を実施してみると胃炎所見は以前と同様のものが多数認められる。
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