診断のポイント
肥満と血圧
松木 駿
1
1慶大内科
pp.353-354
発行日 1968年3月10日
Published Date 1968/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202133
- 有料閲覧
- 文献概要
肥満ゆえに測定上の誤差は出るか
肥満に高血圧が多いことはすでに多数の統計が示しているが,Raganら1)が直接法と比較して指摘したように,肥満者は上腕囲が大きいために血圧測定に誤差が出て高く測定される可能性があるという疑問がある。Pickeringら2)はRaganら1)の成績から上腕囲の大小による誤差を修正する式を示している。
収縮期圧差=1.2774x-35.858
拡張期圧差=0.8701x-15.343
Copyright © 1968, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.