体験から
肛門下痢
落合 国太郎
1
1名古屋市立東市民病院
pp.566-567
発行日 1966年4月10日
Published Date 1966/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201276
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下痢の種類
ひと口に下痢といつてもそれにはいろいろな種類がある。コレラや赤痢・疫痢,アメーバ赤痢などはその代表的なものである。サルモネラ菌簇や腸炎ビブリオによつて起こる細菌性食中毒も発熱と下痢がおもな症状である。
このほか変敗した食物や有毒動植物を食べて起こる食中毒でもたいていは下痢を伴う。直腸がんでも粘血便を出し,これががん発見の動機となることが多い。このほかにもまだウィルス性その他原因不明の下痢があろう。
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