診断問答
悪寒,発熱,右上腹部痛をともなつた患者の診断
高階 経和
1
1淀川キリスト教病院・循環器科
pp.284-285
発行日 1965年2月10日
Published Date 1965/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200707
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第1部
医師A—先週から,わたくしたちの病棟でまつたく診断のつかないままに入院している患者がいるんですが,ちよつと頭痛の種なんですよ。多分先生も昨年外来で診察されて,覚えていらつしやるだろうと存じますが—。彼女は,36歳の主婦ですが,昨年中に2回も急性の右上腹部の疼痛と悪心嘔吐で入院して,2,3日の中にケロッとよくなつて退院したんですが。
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