器械の使い方
胸部X線写真のとりかた
野辺地 篤郎
1
1聖路加国際病院放射線科
pp.772-773
発行日 1964年8月10日
Published Date 1964/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200430
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ふつうに用いられている撮影方法
胸部写真はまず背腹方向を1枚とることから始まることが多い。この写真でどこかに異常陰影を見つけたときに,われわれはこの陰影がどこにあって,どのような性質のものであるかを考えるが,1枚の写真だけでは容易にわからないことが多い。X線診断学の本を読んで入ると種々の撮影法が書いてあるが,実際に個々の場合にどのような撮影法をつけ加えるべきかはなかなか決めにくいことが多い。
胸部X線診断法として,ふつう用いられている撮影方法には,つぎのようなものがあることは,よく知つておく必要がある。
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