保険問答
副腎皮質ホルモンの使用基準
松本 一郎
1
,
古平 義郎
1
1東京都民生局保険部
pp.291-293
発行日 1964年5月10日
Published Date 1964/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200293
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近年における副腎皮質ホルモンなどの医薬界における発展は目覚ましいものがあります。社会保険医療においても,昭和29年使用基準が定められ,昭和37年10月改正されて現在の使用基準に至っております。この間適応も広範になったが,副作用に関してはさらに戒心を要するものとしてその使用は適切でなければなりません。基準は学界の意見により,適応の範囲を定め,使用薬,使用法,使用量,使用期間などについても標準となるべき量,期間を示めし,かつ使用上の注意事項を簡明に述べております。内科,少児科領域,外科領域,整形外科領域,産婦人科領域,泌尿器科領域,眼科領域,皮膚科領域,耳鼻咽喉科領域とに分けてその適応症について使用上の要点を明記しておりますので非常に判りやすいと思います。これからその要点を述べて御参考にしたいと存じます。
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