特集 関節リウマチ・膠原病—症例で学ぶ診断と治療
関節リウマチ・膠原病を疑う時のアプローチ
血液・尿所見から考える膠原病
中西 研輔
1
,
金城 光代
2
1沖縄県立中部病院リウマチ・膠原病・内分泌科
2沖縄県立中部病院総合内科
pp.2040-2045
発行日 2014年11月10日
Published Date 2014/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200114
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ポイント
◎白血球分画をもとに絶対数を確認する.リンパ球減少は特に全身性エリテマトーデス(SLE)で多い.
◎慢性炎症性貧血のほか,自己免疫性溶血性貧血も念頭に置く.
◎血小板減少は,SLEや抗リン脂質抗体症候群にしばしば合併するが,溶血性貧血を伴う場合には,末梢血塗抹検査で破砕赤血球の有無を確認する.
◎糸球体腎炎や間質性腎炎を疑う場合には,SLEやSjögren症候群・血管炎症候群を鑑別に入れて精査する.
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