増刊号 CT・MRI—“戦略的”活用ガイド
付録 画像診断レポート用語図説
心大血管
前田 恵理子
1
1東京大学医学部附属病院22世紀医療センターコンピュータ画像診断学/予防医学寄付講座
pp.372-382
発行日 2014年11月1日
Published Date 2014/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200089
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心電同期撮像(図1)
胸や腕に電極を貼付し,心電図を取得しながらCTやMRIを撮像すること.心拍による動きがある心臓の画像を得るに当たり,心臓が静止しているタイミングを狙って撮ることにより,動きのアーチファクトが少ない画像を取得することができる.最も動きが少ないタイミングは,心拍数が75回/分以下の場合はRR間隔の60〜80%(1つ目のR波から2つ目のR波までの時間の60〜80%)にあることが多く,75回/分以上の場合は30〜50%にあることが多い.心電データを得ながら,そのタイミングにCTならX線が曝射されるように,MRIなら撮像用の電磁波がかかるように制御して画像を得る.
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