連載 総合診療のプラクティス 患者の声に耳を傾ける・1【新連載】
魅力的なキーワードに固執しない
見坂 恒明
1
1自治医科大学地域医療学センター総合診療部門
pp.1530-1533
発行日 2014年8月10日
Published Date 2014/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107717
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
さまざまな医療機器が発達し,診断・治療において,それらは欠かせなくなっています.しかし,そういったツールを使いこなすためにも,やはり患者の訴え,問診,身体診察が診療において重要な位置を占めることに変わりはありません.本連載での“患者の声”とは,患者自身の訴えはもちろんのこと,疾患を想定して絞り込まれた問診やシステムレビュー,患者自身が気づかなかった身体診察所見をも含みます.そして,こうした患者の声に耳を傾けることは,総合医が最も得意とするところの1つです.
本連載では,患者の声に耳を傾けることが診療に直結した症例を提示しながら,総合医の臓器にとらわれない診療プラクティスを解説し,読者の皆さんと共有していきます.
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.