特集 消化器薬―新時代の治療指針
座談会
保険収載の変更により,日常診療はどう変わるのか?―機能性ディスペプシア,胃炎の除菌を中心に
永田 博司
1
,
大畑 充
2
,
洲崎 文男
3
,
鈴木 秀和
4
1けいゆう病院
2平沼クリニック
3横浜南共済病院消化器内科
4慶應義塾大学医学部内科学(消化器)
pp.10-21
発行日 2014年1月10日
Published Date 2014/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107264
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永田(司会) 最近の消化器診療の変化として,2013年2月にヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に対する除菌治療が保険適用になりました.また,同年3月に「機能性ディスペプシア」が保険病名として収載され,その適応となる初めての薬剤アコチアミドが発売されました.これにより,上部消化管,特に胃中心の疾患に対して日常診療が大きく変化する可能性があると考えています.
本日は,そのような変化にどう対応するかについて,実地医家を代表して大畑先生,市中病院を代表して洲崎先生,大学病院を代表して鈴木先生にお話しいただきたいと思います.
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