今月の主題 内科臨床に役立つ心療内科的アプローチ
心身症としての慢性身体疾患へのアプローチ
機能性ディスペプシア
金子 宏
1
1藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院神経内科(心療内科)
pp.2070-2073
発行日 2007年11月10日
Published Date 2007/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103012
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ポイント
●機能性ディスペプシアは慢性の上腹部症状を主体とするcommon diseaseである.
●不安・抑うつ状態や何らかのストレスが存在し,QOLが低下する.
●検査直後に異常のないことを十分に説明し,予後が良好であることを保証する.
●病態仮説を立てて,患者が主体性をもって治療に参加できるようにする.
●プライマリケア医とメンタルヘルス専門医との共同治療体制の構築が必要である.
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