特集 内科診療にガイドラインを生かす
アレルギー
アレルギー性鼻炎
陶山 恭博
1
,
岡田 正人
1
1聖路加国際病院アレルギー膠原病
pp.419-422
発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107140
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内科診療に役立つ国内外のガイドライン
鼻アレルギーの診断・治療に関する国内外のガイドラインとして,日本,米国,欧州から学会を中心に作成されたガイドラインが発行されている(表1).日本では,第5回日本アレルギー学会春季臨床大会特別シンポジウム「アレルギー疾患治療ガイドライン」をもとに初版が1993年に出版され,2013年には第7版が刊行されている.国際的にはAllergic Rhinitis and its Impact on Asthma(ARIA)によるガイドラインが2010年にAllergic Rhinitis and its Impact on Asthma(ARIA)guideline 2010 revisionとして改訂されており,米国からはAmerican Academy of Allergy, Asthma & Immunology(AAAAI)よりガイドライン論文が2008年に発表されている.海外のガイドラインは総説形式で症状,検査,鑑別診断,治療の章立てより形成されており,推奨ステートメントにエビデンスレベルが併記されている.
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