特集 内分泌疾患に強くなる
専門医に学ぶ内分泌疾患の診断・治療
【下垂体疾患】
プロラクチノーマ
小野 昌美
1
,
関 康史
1
,
市原 淳弘
1
1東京女子医科大学高血圧・内分泌内科
pp.1792-1796
発行日 2013年10月10日
Published Date 2013/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107035
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ポイント
◎下垂体腺腫の約30%を占め,ホルモン産生腫瘍のなかで最も多い疾患である.
◎生殖年齢層の女性に多く発症し,深刻な性腺機能低下,不妊をきたす.
◎第1次治療は薬物療法で,安価,強力で,副作用の少ないカベルゴリンが用いられる.
◎カベルゴリン治療により,高PRL血症性不妊症の回復,そして腫瘍の消滅(治癒)も大いに期待できるようになりつつある.
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