今月の主題 連携して診る腎疾患―タイムリーな紹介から患者マネジメントまで
座談会
理想的な連携体制の構築のためにどう働きかけるか
岩野 正之
1
,
赤井 靖宏
2
,
八田 告
3
,
宮崎 正信
4
1福井大学医学部腎臓病態内科学
2奈良県立医科大学卒後臨床研修センター
3近江八幡市立総合病院医療センター腎臓内科
4宮崎内科医院
pp.1980-1992
発行日 2012年11月10日
Published Date 2012/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106533
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CKDの概念が提唱されてから,ちょうど10年である.そこで,大学病院・基幹病院・診療所それぞれのお立場で,CKD活動にどのように取り組んでいるか,紹介患者や連携体制がどのように変化したかをお話しいただき,理想的な連携の在りかたや,その体制構築に不足していることは何か,病診連携に加えて市民啓発活動やコメディカルとの連携についても討論していただいた.さらに,『CKD診療ガイド2012』(日本腎臓学会)の主な改訂ポイントと,残されている問題点についてもご紹介いただき,透析予防のために,早期介入を実現するためのCKDという概念を再確認していただいた.
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