日本列島
保健医療対策協議会の活動—岐阜
井口 恒男
1
1岐阜県衛生部地域保健課
pp.199
発行日 1980年3月15日
Published Date 1980/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206045
- 有料閲覧
- 文献概要
昭和52年9月発足以来,岐阜県保健医療対策協議会では救急医療対策専門委員会およびへき地医療対策専門委員会をもうけ,当面の緊急課題にとりくんできたが,昨年1月,両委員会の中間報告をまとめ,意見書として知事に提出した.
当面の救急医療体制として,初期,2次,3次のレベルごとでの体制整備を提言し,初期体制は休日・夜間の診療所および在宅当番医制を中心とした体制を,2次体制には原則として広域市町村圏を2次圏域とし,2次病院の共同体制により診療科全科を確保することが必要としている.3次体制は救命救急センターを県内ブロックに必要としている.また,1次,2次,3次の体制の確立のほか,これらの相互間と住民と1次医療機関を結ぶ医療情報システムの整備が必須であるとしている.
Copyright © 1980, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.