今月の主題 外してならない循環器薬の使い方 2012
身につけるべき基本的な循環器薬の使い方
【循環不全,心不全治療薬】
カルペリチド,ニコランジル,硝酸薬
佐藤 直樹
1
1日本医科大学武蔵小杉病院内科・循環器科・集中治療室
pp.78-81
発行日 2012年1月10日
Published Date 2012/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105741
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ポイント
★各々の血管拡張薬の特性を理解したうえで,目的を明確にして使用する.
★投与する際は,原則は低用量から開始し適宜増減することである.
★カルペリチドは,肺水腫および体液貯留を伴う全身的なうっ血改善に使用される.
★ニコランジルは,肺水腫を主病態とし,虚血性心疾患を基礎にする場合に有効性を発揮する.
★硝酸薬は,超急性期の迅速な酸素化改善に最も威力を発揮する.
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