今月の主題 一般内科医がみる血液疾患―血液専門医との効率的な連携のために
一般内科医が対応できる血液疾患の治療
【専門医による治療後の経過観察,マネジメント】
好中球減少患者の管理
西尾 充史
1
1北海道大学病院造血細胞治療センター・第二内科
pp.1790-1792
発行日 2011年10月10日
Published Date 2011/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105423
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ポイント
★化学療法では骨髄抑制が少なからず起こり,その中で好中球減少が最も頻度が高い.
★適切な顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)の投与により,ある程度の好中球減少を予防することが可能である.
★発熱性好中球減少症(FN)は,患者のもつリスクにしたがった対応が要求される.
★高リスク患者のFNは致死的合併症の背景となりうるため,早期の広域抗菌薬の経験的投与が必要である.
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