SCOPE
呼吸機能検査を出すべき時とその解釈
村田 研吾
1
1東京都立多摩総合医療センター呼吸器科
pp.676-678
発行日 2011年4月10日
Published Date 2011/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105132
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呼吸機能検査はますます重要な役割を担うようになってきた.感染症以外の呼吸器疾患の多くは呼吸機能の評価を必要とする.例えば慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:COPD)は呼吸機能で定義され,特発性肺線維症では肺機能の変化が予後と相関することが示されている.
そのようななか,日本呼吸器学会は2004年に呼吸機能検査ガイドライン1)を発行し,検査の普及を図っている.
一口に呼吸機能検査といっても,さまざまな項目が含まれる.本稿では一般医家を対象とし,一般の生理機能検査室で広く行われているスパイロメトリー,肺気量測定,拡散能力検査に絞り,その適応と解釈法の一例を解説する.
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