今月の主題 緊急画像トラブルシューティング―内科医のためのPearlとPitfall
内科医が遭遇する軽症外傷
上肢の外傷(手関節・肘関節)
志賀 隆
1
1Massachusetts General Hospital (MGH) Emergency Medicine
pp.634-637
発行日 2011年4月10日
Published Date 2011/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105123
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ポイント
★明らかな所見だけに捉われず,合併損傷も含めてアプローチすることが望ましい.
★診察と画像を行き来することで正常画像所見なのか,骨折なのかが分かることがある.
★Gilulaの弧や3C'sまたfat pad signなどを参考に読影されることをお薦めする.
★正常X線写真との比較が肝要でありそのために“Atlas of Normal Roentgen Variants That May Simulate Disease”で対応画像を見つけて比較することが望まれる.
★安易に「骨折はない」と言わないこと.専門医受診は必要である.
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