今月の主題 皮膚から内科疾患を疑う
皮膚硬化
拘縮を伴う皮膚硬化
宮本 樹里亜
1
1慶應義塾大学医学部皮膚科学教室
pp.104-107
発行日 2011年1月10日
Published Date 2011/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104986
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ポイント
★皮膚硬化は主に真皮や皮下組織,筋膜の線維化により起こり,時に関節拘縮も伴う.
★鑑別疾患には,強皮症,好酸球性筋膜炎,硬化性粘液水腫,腎性全身性線維症(nephrogenic systemic fibrosis:nSF)等がある.
★NSFは腎不全患者に起こり,ガドリニウム造影剤が要因である.NSFに対する有効な治療法はなく,発症の予防が最も重要である.
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