今月の主題 Helicobacter pylori―関連疾患と除菌療法のインパクト
H. pyloriの検査法
除菌判定の実際
田中 昭文
1
,
徳永 健吾
1
,
高橋 信一
1
1杏林大学医学部第三内科
pp.1730-1733
発行日 2010年10月10日
Published Date 2010/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104641
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ポイント
★除菌判定は除菌治療薬中止後少なくとも4週以降に行う.
★除菌判定には尿素呼気試験およびモノクローナル抗体を用いた便中抗原測定が推奨される.
★血清抗体測定法は除菌判定には適さない.
★除菌判定時にはプロトンポンプ阻害薬などH. pylori静菌作用を有する薬剤は少なくとも2週間は中止する.
★除菌判定結果が疑わしい場合は,可能な限り経過観察を行い,再検査が望ましい.
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