今月の主題 虚血性心疾患―プライマリケアは内科医が担う
座談会
虚血性心疾患診療における内科医と循環器専門医の連携
前村 浩二
1
,
伊苅 裕二
2
,
水野 健彦
3
,
假屋 太郎
4
1長崎大学大学院循環病態制御内科学
2東海大学医学部内科学系循環器内科
3成城水野クリニック
4東京都健康長寿医療センター循環器内科
pp.1648-1660
発行日 2010年9月10日
Published Date 2010/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104623
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虚血性心疾患の検査法,治療法は進歩していますが,初診医の対応が遅れたために再灌流療法の時期を逃す例がまだみられます.また,CCUでの救命率は向上していますが,病院に到着するまでの死亡が依然として多く,発症後すぐに専門医のいる病院に搬送するネットワークの構築や,一般内科医や市民が救命処置できるような啓発活動が重要です.
本座談会では,一般内科医と専門医の連携の重要性について,特に心筋梗塞への初期対応,心筋梗塞後の二次予防を中心に,教育研修システムの話題にも触れながら,インターベンション専門医,開業医,専門研修医のそれぞれの立場からお話しいただきました.
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