今月の主題 ワンランク上の内科エマージェンシー―もうだまされない! 非典型例から最新知識まで
治療のためのカギ
【治療ストラテジー】
髄膜炎の治療ってどれくらい焦らないといけない?―できるだけ早く!
前川 道隆
1
,
山中 克郎
2,3
1安城更生病院腎臓内科
2藤田保健衛生大学一般内科
3藤田保健衛生大学救急総合診療部
pp.816-819
発行日 2010年5月10日
Published Date 2010/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104444
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ポイント
★髄膜炎の症状や所見は典型的でない場合が多く,髄膜炎か判断に迷う場合には髄液検査を行う.
★髄膜炎を疑ったら,できるだけ早く抗菌薬治療を開始する必要がある.
★腰椎穿刺前の頭部CTは必要な場合のみに行えばよい.
★抗菌薬投与の前にステロイド投与を行うことで生命予後の改善,神経後遺症の減少が期待できる.
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