今月の主題 ウイルス肝炎―日常診療のポイント
座談会
臨床医が知っておきたいウイルス肝炎のポイント
四柳 宏
1
,
鈴木 義之
2
,
黒崎 雅之
3
,
八橋 弘
4
1東京大学医学部感染症内科
2虎の門病院肝臓センター
3武蔵野赤十字病院消化器科
4国立病院機構長崎医療センター臨床研究センター
pp.498-511
発行日 2010年3月10日
Published Date 2010/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104375
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
2008年4月から厚生労働省による特定健康診査・特定保健指導が始まった.肝機能については,症状がないが検診での検査値異常を指摘され,かかりつけ医や一般内科を受診する患者が増えている.
肝炎は種類や病期により治療法が大きく異なり,各種肝炎の治療についても薬剤の選択,治療期間,専門医への紹介など,臨床医が判断を要することが多い.また,薬剤性肝障害や肝外合併症など,見逃してならない疾患も多い.
本座談会では,臨床医が日常よく遭遇する肝疾患,特にウイルス肝炎について,肝機能異常から診断までのアプローチおよび病期に応じた治療の実際について,第一線で活躍する4名の先生方にお話しいただいた.
Copyright © 2010, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.