今月の主題 アレルギー疾患を疑ったら,こう診る!
疾患別:アレルギー診療のポイント
成人の喘息:軽症―生活環境改善とβ刺激薬の使い方を中心に
岡本 真和
1
1国立長寿医療センター呼吸器科
pp.236-239
発行日 2010年2月10日
Published Date 2010/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104309
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ポイント
★日常診療で最も頻繁に遭遇する軽症喘息は,ガイドラインに沿った治療を行うことにより外来でコントロール可能である.
★アレルゲン除去など喘息の発症増悪因子の回避や除去は,喘息管理の前提条件である.
★短時間作用型β刺激薬の過剰使用は喘息を増悪させたり,喘息死を起こす危険性がある.
★ピークフローモニターを用いた喘息日誌によるセルフモニタリングや喘息アクションプランによる喘息管理,患者教育は長期管理において重要である.
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