今月の主題 末梢血検査異常 何を考え,どう対応するか
血液疾患へのアプローチ
【白血球系の異常】
白血球数の増加
青木 定夫
1
1新潟大学保健管理センター・血液内科
pp.2202-2205
発行日 2008年12月10日
Published Date 2008/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103643
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ポイント
●白血球増多をみた場合には,その絶対数と白血球分画の確認が重要である.
●明らかな基礎疾患のある場合は類白血病反応と呼ばれ,基礎疾患の治療が重要である.
●原因が明らかでない場合も,多くの場合は血液疾患である可能性は高くないので,再検査などで経過を確認する.
●比較的高度の白血球増多(15,000/μl以上)をみた場合や,軽度であっても出血や貧血などの症状が伴う場合は,専門医への紹介が必要である.
●白血球増多の鑑別には,形態,表面マーカー,染色体,遺伝子検査などが有用である.
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