今月の主題 一般内科医が診る循環器疾患―3大病態を把握する
循環器疾患が疑われたときの診断の進め方
【循環器救急を心電図でどこまでわかるか】
胸痛
小野 智彦
1
,
樅山 幸彦
1
1国立病院機構東京医療センター循環器科
pp.604-607
発行日 2008年4月10日
Published Date 2008/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103294
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ポイント
●胸痛の鑑別診断に12誘導心電図は必要不可欠な検査である.
●心筋梗塞の発症直後はT波増高のみ認め,心電図では診断困難なことが多い.
●来院時心電図で明らかな異常がない場合には,ニトログリセリン舌下後に再度心電図をチェックする.
●ST低下を認めたら,他誘導でST上昇がないか必ずチェックする.
●胸痛のないときの心電図で異常がなくても不安定狭心症は否定できない.
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