今月の主題 プライマリケア医が主役―膠原病・関節リウマチの早期診断・早期治療
膠原病の診断,治療開始とフォローの実際
全身性エリテマトーデス
岡田 正人
1
1聖路加国際病院アレルギー・膠原病科
pp.104-107
発行日 2008年1月10日
Published Date 2008/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103181
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ポイント
●発熱,多関節痛,原因不明の遷延性炎症疾患では,全身性エリテマトーデス(SLE)を鑑別診断に挙げる.
●診断には,問診と身体所見,血算,尿検査などの基本的検査をまず行う.
●抗核抗体陰性では,SLEをほぼ除外,陽性は非特異的で抗体価も活動性を反映しない.
●CRP上昇は漿膜炎などで上昇することはあるが,一般に感染症をより強く示唆する.
●補体,血球数,血沈,蛋白尿,抗dsDNA抗体などが活動性を反映することがある.
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