今月の主題 最新ガイドラインに基づく喘息とCOPDの診療
喘息とCOPDの治療で重要な薬物の基礎知識
ロイコトリエン受容体拮抗薬,抗アレルギー薬
大林 王司
1
1帝京大学医学部附属溝口病院内科
pp.1904-1907
発行日 2007年10月10日
Published Date 2007/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102979
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ポイント
●システイニルロイコトリエン(CysLTs)は,強力な気管支収縮物質である.
●経口ロイコトリエン(LT)受容体拮抗薬は,吸入より服薬コンプライアンスに優れる.
●LT受容体拮抗薬は抗炎症作用を有し,末梢気道領域移行も血流的であり,良好である.
●効果と薬剤費の両者とも,ICSがガイドラインにおける第一選択薬である.
●リリーバーとして静注薬の効果発現は早く,30分以内に一秒量の改善を認める.
●LT受容体拮抗薬は,レスポンダー(有効な症例)は約70%といわれる.
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