今月の主題 最新ガイドラインに基づく喘息とCOPDの診療
ガイドラインに基づく喘息とCOPDの診断
呼吸機能検査・動脈血液ガス検査のポイント
三嶋 理晃
1
1京都大学大学院医学研究科・呼吸器内科学
pp.1858-1861
発行日 2007年10月10日
Published Date 2007/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102968
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ポイント
●喘息は原則として気道可逆性をもつが,COPDでも気道可逆性の認められることが多い.
●フローボリューム曲線は形状による鑑別診断と,検査手技の正当性の評価に有用である.
●肺拡散能力(DLCO)は,COPDの肺気腫病変による肺毛細血管床の減少をよく反映する.
●ピークフロー(PEF)によって喘息の病態が客観的に把握でき,患者の自己管理に有用である.
●A-aDO2の開大した状態で肺胞性低換気が進行すると,重篤な低酸素血症に陥る.
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