今月の主題 動脈硬化のトータルマネジメント
新しい血液マーカーによる動脈硬化の検査
血管障害のバイオマーカー―高感度CRPと内皮前駆細胞
池田 宇一
1
1信州大学医学部循環器内科
pp.1503-1505
発行日 2007年8月10日
Published Date 2007/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102883
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ポイント
●高感度CRP(hs-CRP)は冠危険因子として重要視されてきている.
●CRPは内皮細胞や平滑筋細胞に直接作用してサイトカインや接着分子の発現を促す.
●スタチンやアンジオテンシン受容体拮抗薬によりhs-CRPは低下する.
●糖尿病や透析患者では血中EPCが減少している.
●EPCは血管障害の新しいバイオマーカーとなりうる.
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