今月の主題 内科医が診る睡眠障害
Q&A―睡眠についての疑問に答える
睡眠時無呼吸を生じやすい歯並びとは?
山田 史郎
1
1愛知医科大学歯科口腔外科
pp.1371
発行日 2007年7月10日
Published Date 2007/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102851
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睡眠時無呼吸症候群の口腔内装置治療を行っておりますと,歯並びの悪い患者さんが多いと感じます.
歯並びの悪い咬み合わせを不正咬合といいます.不正咬合は小児期の指しゃぶり,口呼吸,爪をかむ癖,舌を前方に出す癖などにより生ずることはよく知られていますが,近年では咀嚼回数が少ないために顎骨の発達が抑制され,不正咬合をもたらすとされています.さらに成人では虫歯,歯周病により悪化する場合が一般的です.
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